最終確認日：
2025年10月18日

無料相談・相見積テンプレ（工程表／内訳サンプル）を請求

小川町｜危険ブロック塀撤去・木造解体・耐震改修・アスベスト対応の完全ガイド【補助金・届出・費用・手続き】

はじめに：小川町で安全に解体を進めるための3原則

小川町は自然と住宅地が調和するエリアであり、老朽化したブロック塀や旧耐震住宅の除却が進められています。
町では、地震時の倒壊防止を目的に危険ブロック塀等撤去補助金を設け、通学路・避難路の安全を確保しています。

また、住宅・建物を解体・改修する場合は、アスベスト（石綿）事前調査・標識掲示・届出、および建設リサイクル法に基づく分別解体届出が義務づけられています。

1. 交付決定前に工事を始めない。 着工前に交付決定通知を受けることが必須。
2. 相見積は「同一仕様」で取得する。 本体・付帯・仮設・処分・石綿を明確に分離。
3. 補助申請・届出・施工計画を並行で設計する。 工程表に「届出締切」「交付予定日」を反映する。

小川町内は狭隘道路・高低差地が多く、施工時の通行誘導や粉じん対策が重要です。
近隣配慮を計画段階から盛り込むことで、トラブルを防ぎ、審査も円滑に進められます。

小川町の危険ブロック塀撤去・建替え補助制度

小川町では、通学路や避難路に面した倒壊の恐れがある塀や門柱を撤去し、安全な構造物へ改修する場合、
費用の一部を助成する制度を設けています。対象・金額・条件は年度により異なります。

交付決定前に契約・工事を始めた場合、補助対象外となります。
事前相談を必ず行い、対象可否・必要書類・工程日程を町担当課で確認しましょう。

申請から完了までの流れ

1. 現況調査： 塀の高さ・厚み・控え壁・劣化を確認、写真記録を残す。
2. 事前相談： 小川町 建設課で対象可否を確認。
3. 見積取得： 同一仕様で複数業者から相見積。
4. 交付申請： 申請書・位置図・現況写真・所有者同意書を提出。
5. 交付決定： 通知書受領後、契約・着工可能。
6. 施工： 通学路誘導・防音・防塵・散水対策を実施。
7. 完了報告： 写真・領収書・マニフェスト・契約書写しを提出。

費用相場と見積の最適化ポイント

ブロック塀撤去費用は1mあたり約1〜1.5万円、新設フェンスを含む場合は2〜3万円/ｍ前後が目安です。

• 付帯工事： 門柱・庭木・残置・地中障害は別項目化。
• 運搬・処分費： 処分場距離・積替え・再資源化費を明記。
• 仮設養生： 防音・防塵シート・歩行者誘導路を計画。
• 石綿費： 調査・届出・除去・処分を明確に区分。

アスベスト（石綿）調査・届出義務

埼玉県内では、全ての建築物で事前調査・標識掲示・届出・保存が義務です。
調査は資格保有者が実施し、該当する場合は埼玉県環境管理事務所へ届出を行います。
届出を怠ると罰則対象となるため、工期計画に含めてください。

建設リサイクル法の届出と分別解体

延床80㎡以上の建築物の解体には、建設リサイクル法に基づく届出が必要です。
発注者が着工7日前までに小川町役場 建設課へ提出し、契約書・図面・写真等を添付します。

届出内容と契約・工程表の整合を確認し、差戻し防止に努めましょう。

近隣配慮と安全管理

• 工事概要・工期・連絡先を明記した案内文を配布。
• 標識掲示・通学路誘導・防音・防塵管理を徹底。
• 騒音・振動・粉じんを日次計測し、苦情初動は即日対応。

提出書類チェックリスト

• 申請書・位置図・現況写真・見積書・所有者同意書
• 契約書・領収書・完了写真・マニフェスト
• アスベスト調査結果・届出控・資格証写し

よくある質問（小川町）

交付決定前に工事を始めた場合、補助対象になりますか？

いいえ。交付決定前の着工は補助対象外です。通知後に契約・着工してください。

塀の基礎を残して撤去しても対象ですか？

原則、基礎を含む全撤去が対象です。部分撤去は対象外の場合があります。

新設フェンスの高さや構造に制限はありますか？

高さ1.2m前後で、安全性を満たす軽量フェンスが推奨されています。

一次情報リンク

• 小川町公式｜危険ブロック塀撤去補助制度
• 埼玉県｜アスベスト関連情報
• 国土交通省｜建設リサイクル法概要

※助成金額・対象要件・受付期間は年度ごとに変更されます。必ず小川町公式サイトで最新情報をご確認ください。