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江東区|湾岸・木密の条件差を踏まえた解体補助金の上手な使い方

江東区|湾岸・木密の条件差を踏まえた解体補助金の上手な使い方

最終確認日:

はじめに(結論)

江東区は湾岸部内陸の木密エリアで、前面道路幅員・風環境・建物密度が大きく異なります。同規模でも工法・養生・搬出計画が変わるため、補助制度を活用するなら①対象要件の確認 → ②交付決定前の契約・着手NG → ③分別・運搬・石綿まで織り込んだ工程設計が要点です。これで不支給・工期遅延・追加費用のリスクを最小化できます。

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江東区の補助制度(一次情報つき)

制度名 主な対象・要件 助成内容(2025年度) 重要な禁止・期限 一次情報
木造住宅の耐震化(除却の助成)
  • 昭和56年5月31日以前着工の木造・混構造戸建・長屋・共同住宅(住居併用可)
  • 問診/専門診断で耐震性不足と判断
  • 対象者は所有する個人(法人不可)・住民税滞納なし
  • 助成額=工事費の1/2・上限100万円より上限拡大)
  • 交付決定前の契約・着工は不可
  • 2025年度の目安:申請期限 /完了届期限
  • 他補助との重複、1年以内のブロック塀助成受給敷地などは対象外
制度ページ
交付要綱
事業案内PDF
ブロック塀等撤去助成事業
  • 建基法42条の道路に面し、高さ1.2m以上で安全性を確認できない塀
  • 全部撤去工事が条件(上部は全て撤去)
  • 対象者:所有者(個人/法人)、管理組合も可
撤去費用 上限25万円(千円未満切捨て)
  • 契約・着手前に申請(申請期限は原則1月末、完了届は2月末
制度ページ
交付要綱
不燃化特区支援(北砂三・四・五丁目) 特区内での老朽建築物除却・不燃化建替え・住替え 除却費/設計費/監理費/建築工事費の一部助成
  • 現行制度は2026年3月終了予定
  • 2026年2月28日までに交付決定通知が必要
  • 着手前に助成対象確認通知が必要
制度案内
パンフ(PDF)

※年度・予算・区域指定により取扱いは変動します。交付決定前の契約・着手は原則不可。必ず最新の制度ページ/要綱/パンフレットで確認してください。

申請〜交付〜完了の実務フロー

  1. 事前相談・対象判定:区の担当課で対象/区域/期限を確認(除却は「安全都市づくり課」)。
  2. 現況整理:構造・築年・規模、敷地/接道・道路幅員、周辺(学校/病院/事業所)を棚卸し。湾岸は風・飛散、木密は騒音/交通に注意。
  3. 見積設計:本体解体、付帯(塀・物置等)、仮設/養生、運搬、最終処分、石綿(事前調査〜除去〜処分)を同条件で相見積もり。
  4. 申請書類の作成:申請書、耐震問診/診断、図面、現況写真、見積書、工程表、近隣対策計画。
  5. 交付決定 → 契約 → 着工:順番厳守。決定前の契約/着手は不支給
  6. 施工管理:騒音・振動・粉じん・交通導線を実測/記録。道路使用・占用の要否、石綿届出・隔離・飛散防止・マニフェスト。
  7. 完了/実績報告:契約・領収、完了写真、マニフェスト、所定様式を提出。
  8. 除却後:滅失登記、固定資産税の扱い、次計画(建替え・売却・暫定活用)。

提出書類チェックリスト(雛形リンク)

老朽建築物の除却(木造住宅の耐震化・除却)

  • 江東区老朽建築物除却助成金交付申請書(別記第1号様式)
  • 耐震診断問診結果報告書(区指定様式)/または専門診断書
  • (該当時)委任状/土地所有者の承諾書/建物共有者の同意書
  • 完了後:工事完了届(別記第7号様式)、区の額確定後:請求書兼口座振替依頼書(別記第9号様式)
  • 様式一式:制度ページの「提出書類・様式」からダウンロード可

ブロック塀等撤去助成

  • 交付申請書(第1号様式)・案内図・現況図・着工前写真
  • 安全性チェックリスト・消費税仕入税控除確認書
  • 見積書(内訳明細付)・全部事項証明書
  • 完了届(第9号様式)・契約書写し・領収書・完了写真
  • 様式一覧は制度ページ内「様式一覧」からダウンロード可

※提出タイミングは制度ごとに異なります(ブロック塀は契約前申請(1月末)/完了届(2月末))。最新の様式番号や提出期限は制度ページで確認。

コストとリスクを同時に下げる要点

  • 分別精度:木くず・金属・コンクリ・石膏ボードの徹底分別で処分単価を最適化。
  • 狭隘地対策:手壊し併用・小型重機・誘導員配置で安全とコストを両立。
  • 石綿は工程分離:事前調査→隔離・陰圧→飛散防止→適正処分までを見積に独立項目で計上。
  • 運搬・処分ロジック:積替え有無・処分場選定・搬出時間帯でコストと近隣影響を抑制。
  • 契約条項の明文化:地中障害・追加工の単価、遅延・近隣対応などのリスク分担を明記。

チェックリスト/雛形は 無料相談フォーム から入手できます。

近隣配慮と情報公開

  • 挨拶・周知:工期・時間・連絡先・対策記載の案内配布と再訪。
  • 掲示・連絡体制:現場掲示・ホットライン・定期報告で不安を低減。
  • 計測と記録:騒音・振動・粉じんの実測値を記録。湾岸は風速も併記。
  • 工程調整:強風日は飛散対策を増し、学校・病院・事業所の稼働に合わせて時間帯を調整。

よくある質問(江東区)

Q. 交付決定前に契約・着手してしまったら?

A. 原則不支給となります。すぐに担当課へ相談し、可否と次善策を確認してください。

Q. 老朽建築物の除却助成は法人でも申請できる?

A. いいえ。除却助成は所有する個人が対象(法人は不可)です。一方、ブロック塀助成は個人/法人/管理組合も可です。

Q. ブロック塀を一部だけ撤去しても対象?

A. 助成対象は全部撤去工事が条件です。道路に面し高さ1.2m以上で安全性不十分な塀が対象です。

Q. 除却助成の最新の上限額と比例率は?

A. 工事費の1/2、上限100万円(2025年4月1日から上限拡大)。年度の期限に注意してください。

担当課・問い合わせ先

  • 老朽建築物除却・ブロック塀助成:江東区 都市整備部 安全都市づくり課 安全都市づくり係(区役所5階22番)/TEL:03-3647-9764
  • 不燃化特区:江東区 都市整備部 安全都市づくり課 不燃化推進係/TEL:03-3647-9491(パンフ参照)

具体的な段取りは 解体あいみつ 無料相談 でスケジュール表まで作成支援します。

注記・参考リンク

注記:2025年度(令和7年度)情報に基づく。申請・完了の年度期限に注意。


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