習志野市｜危険ブロック塀撤去・老朽家屋解体・耐震改修・アスベスト補助金｜解体完全ガイド

はじめに：習志野市の解体・補助金の3原則

習志野市で老朽家屋やブロック塀を除却する際は、市の補助金制度と法令上の届出を正確に把握することが重要です。2025年11月現在、習志野市には「老朽家屋（木造住宅）の解体」「危険ブロック塀の撤去」「耐震改修」「アスベスト調査」の4つの主要な補助金が存在します。

成功のカギは次の3原則にあります。

1. 交付決定前に契約・着工しない。 補助金の対象外となる最も多いミスです。
2. 法令届出の管轄（届出先）を間違えない。 習志野市では、建設リサイクル法や騒音・振動の届出先は「習志野市役所」ですが、アスベストの届出先は「習志野保健所（千葉県）」と分かれているため注意が必要です。
3. 制度と法令を同時運用。 補助金（解体、ブロック塀、アスベスト）と、法令届出（リサイクル法、アスベスト、騒音）を並行してスケジュール管理します。

習志野市の主な補助金制度（解体・撤去・改修）

習志野市では、防災・安全対策のために以下の制度が整備されています。

※制度内容や上限額は年度で変更されるため、申請前に必ず最新の市公式情報を確認し、担当課（建築指導課・環境保全課）に事前相談してください。

申請から完了報告までの手順

1. 現地調査： 塀や住宅の劣化状況を確認し、写真を撮影。
2. 事前相談： 習志野市建築指導課（アスベストは環境保全課）に対象可否を確認。
3. 見積取得： 同一仕様で2〜3社の相見積を取得（アスベスト調査費用も含む）。
4. 交付申請： 書類・写真・位置図・見積を添付して提出。
5. 交付決定後に契約・着工： 順序違反は対象外。
6. 法令届出： アスベスト、特定建設作業、建設リサイクル法の届出を行う。
7. 施工： 養生・散水・誘導員配置などの対策を実施。
8. 完了報告： 写真・領収書・マニフェストを提出。

費用最適化と見積比較のコツ

• 付帯工事（外構・残置・地中障害）は分離計上。
• 処分費には処分場名・距離・積込回数を記載。
• アスベスト費用（調査・除去）は独立項目に（※調査費は補助金対象か確認）。
• 数量根拠写真を添付して透明性を高める。

アスベスト対策（補助金・届出）

全ての解体・改修工事において事前調査・標識掲示・記録保存が義務付けられています。習志野市では、このアスベスト分析調査費用の一部（上限5万円）について補助金が利用できます。

また、法令（大気汚染防止法など）に基づくアスベスト除去工事の届出先は、**「千葉県 習志野健康福祉センター（習志野保健所）」**です。（※習志野市役所ではない点に注意）

特定建設作業の届出（騒音・振動）

解体工事でブレーカーやくい打機など、著しい騒音・振動を発生させる重機を使用する場合、作業開始の7日前までに届出が義務付けられています。
こちらの届出先は「習志野市 環境保全課」です。

建設リサイクル法：届出と分別解体

延床80㎡以上の解体工事は着工7日前までに建設リサイクル法の届出が必要です。
届出者は発注者で、届出先は「習志野市 建築指導課」です。（※千葉県ではない点に注意）

近隣対策と現場安全管理

• 工事案内の配布と現場掲示を実施。
• 通学時間帯は重機作業停止・誘導員配置。
• 粉じん・騒音・振動を計測・記録。
• 苦情対応は即日報告・是正措置を実施。

提出書類チェックリスト

• （補助金申請時）申請書・現況写真・位置図・見積書・所有者同意書・市税納付確認書類
• （法令届出）建設リサイクル法届出控、アスベスト届出控、特定建設作業届出控
• （工事完了時）契約書・領収書・完了写真・マニフェスト

よくある質問（習志野市）

一次情報リンク

• 習志野市｜危険ブロック塀等撤去費補助制度
• 習志野市｜木造住宅除却（解体）工事費補助制度・耐震改修補助
• 習志野市｜アスベスト含有調査補助制度
• 習志野市｜建設リサイクル法の届出
• 習志野市｜アスベストの届出（窓口は習志野保健所）
• 習志野市｜特定建設作業の届出（騒音・振動）

※補助金・制度内容は年度で変更されます。申請前に最新の習志野市公式情報をご確認ください。