工事が開始されるまでの流れはどんな感じ？

解体したい建物があっても、実際に工事に際してどのような流れで何をすれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか？
ここでは、一般的な解体工事開始までの流れを以下の項目に分けて解説します。

• 解体業者選び
• 契約書の作成
• 処分品の整理
• 近隣への挨拶

これから解体工事を依頼する方は、ぜひ最後まで目を通してください。

解体業者選び

まずは解体業者を選びましょう。
業者選びでは複数の見積もりを貰って絞り込みながら、費用や条件を細かく比較して検討することが重要です。
「費用が安いから」「紹介してもらったから」などの理由で安易に決めてしまうと、近隣トラブルが起きたり不法投棄問題に当たったり、悪徳業者に引っかかるリスクがあります。
解体業者を選ぶときは、必ず複数の業者の情報を集めて比較検討をおこないましょう。
ちなみに、比較検討の際は口コミなどを見るのもおすすめです。

現地調査と業者の決定

解体業者を絞り込んだら、実際に依頼する業者を決定します。
最終的な決定は電話だけではなく、実際に現地を確認した上での見積もりなどを参考にしましょう。より正確な見積もりを出してもらうことで、思いがけない費用負担などを避けることができます。
現地調査と見積もりを無料でおこなっている業者も多いため、なるべく多くの見積もりを集めて検討することが大切です。
予算と条件がマッチする解体業者を選定し、次のステップへ進みましょう。

契約書の作成

依頼する業者とは、きちんと書面での契約を結びましょう。建物の解体に関して契約書を発行することは建設業法で義務付けられているため、必ず作成します。
契約書の発行は、工事開始の1か月以上前に用意するのが一般的です。優良な解体業者の場合、先々のスケジュールがすぐ埋まってしまいます。
解体予定のスケジュールを大まかに決めたら、早めに工期を記した契約書を発行して正式に依頼をしましょう。
契約書をきちんと作成することで、予定通りの工事完了や予定外の費用負担といったトラブルを避けることもできます。

処分品の整理

契約後、工事開始までに自分で処分するものがある場合は対応しておきましょう。
建物内に残っている家財道具や敷地内の草木を自分で処分することで、解体業者へ支払う費用を抑えることにも繋がります。

近隣への挨拶

解体工事をおこなう建物の周辺に対し、あらかじめ挨拶を済ませておきましょう。
騒音、振動、粉塵などが発生する解体工事は、近隣の住民にとっては迷惑なものです。先にスケジュールを伝えつつ挨拶をしておくことで、余計なトラブルを回避できます。

まとめ

解体工事は業者に依頼するものですが、工事開始までには依頼人にもやることがあります。
本記事を参考に、解体工事開始までにやるべきことをしっかり済ませておきましょう。