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立川市｜解体・ブロック塀撤去・木造耐震化（診断・改修・建替え）実務ガイド
最終確認日：
立川市｜解体・ブロック塀撤去・木造耐震（診断/改修/建替え/除却）・アスベスト 実務ガイド
立川市の主な支援制度（一次情報に基づく要点）
ブロック塀等撤去・改修・新設 助成
- 対象：道路等境界から高さ80cm以上の危険なブロック塀等（所有者：個人・法人）。工事区分＝撤去／一部撤去（60cm以下に）／改修／新設。
- 助成額：
- 撤去・一部撤去・改修：6,500円/ｍ×延長と工事費の低い方（上限30万円）
- 新設（撤去に加え）：6,000円/ｍ×延長と工事費の低い方（上限18万円）（国産木材の木塀は加算の可能性あり）
- 手順：契約前に交付申請→交付決定→契約・着工→完了届→額確定→請求。
- 一次情報：制度ページ（立川市）／案内ちらしPDF
木造住宅の耐震化（診断・改修・建替え・除却）
- 簡易診断：市派遣の目視診断（無料）。対象＝昭和56年5/31以前建築の木造 等。
- 耐震診断：費用の1/2・上限10万円。指定名簿の事務所が実施。
- 耐震改修：補強設計/監理1/2・上限10万円＋工事費1/2・上限100万円。施工者要件あり。
- 建替え：1/2・上限100万円（年度により受付終了の可能性）。
- 除却：1/2・上限50万円。
- 委任払い：対象。年度内完了。契約前に申請→交付決定→契約の順序厳守。
- 一次情報：耐震化助成（立川市）／交付要綱PDF
アスベスト（石綿）事前調査・報告・届出
- 電子報告：原則「石綿事前調査結果報告システム」で報告。
- 報告対象：解体80㎡以上／改修請負100万円以上／工作物改修請負100万円以上。
- 届け出先：延べ<2,000㎡＝立川市環境政策課、
延べ≥2,000㎡（建築物）とすべての工作物＝東京都多摩環境事務所。 - 一次情報：石綿：届出・報告（立川市）／飛散防止対策（立川市）
建設リサイクル法（分別解体・届出）
| 制度名 | 対象・要件 | 助成内容/上限 | 手続・運用 | 一次情報 |
|---|---|---|---|---|
| ブロック塀撤去・改修・新設 | 道路等境界から高さ80cm以上の危険塀。撤去／一部撤去（60cm以下）／改修／新設 | 撤去等：6,500円/mと実費の低い方（上限30万円）／新設：6,000円/mの低い方（上限18万円） ※木塀は加算の可能性 |
契約前に申請→交付決定→契約→工事→完了届→確定→請求 | 立川市 |
| 木造：耐震診断 | 昭和56年5/31以前 等。指定名簿の事務所が実施 | 費用の1/2・上限10万円 | 契約前に申請／市税完納 | 立川市 |
| 木造：耐震改修 | 上部構造評点1.0未満→1.0以上。施工者要件あり | 補強設計/監理1/2・上限10万円＋工事1/2・上限100万円 | 交付決定後に契約・着工。委任払い可 | 立川市 |
| 木造：建替え | 除却＋同地に新築。省エネ適合 等 | 1/2・上限100万円（年度により受付終了） | 年度内完了。詳細は要綱参照 | 立川市 |
| 木造：除却 | 旧耐震・評点1.0未満 等 | 1/2・上限50万円 | 交付決定→契約→着工 | 立川市 |
| アスベスト（石綿） | 解体80㎡以上／改修・工作物100万円以上 | — | 電子報告。延べ<2,000㎡＝立川市、延べ≥2,000㎡等＝都多摩環境事務所 | 立川市 |
| 建設リサイクル法 | 分別解体・届出義務（対象規模） | — | 届出窓口＝立川市 建築指導課／都のオンライン申請可 | 東京都 |
申請〜交付〜完了の実務フロー
- 現況整理：所在地、構造・築年、延床、前面道路、塀の高さ/延長、引込（電気・ガス・水道・通信）、共有・相続、アスベスト予測。
- 制度の当て込み：ブロック塀（撤去/改修/新設）／耐震（診断→改修/建替え/除却）／アスベスト／建リ法。
- 見積仕様の統一：本体、付帯（塀・基礎・残置・井戸・地中障害）、仮設/養生、運搬/処分、石綿（調査→報告→除去→処分）、近隣対策を分離記載。
- 交付申請：交付決定前契約NG。写真・図面・工程表・内訳・資格証など不備ゼロで。
- 交付決定→契約→着工：決定通知後に契約。作業時間帯・動線・計測（騒音/振動/粉じん）・掲示計画を工程に固定。
- 完了・精算：完了届（前中後写真・マニフェスト等）→額確定→請求。
提出書類チェックリスト
- （共通）申請書・誓約/同意・委任状（該当時）
- 登記事項証明・税完納・共有者同意
- 位置図・配置図・現況写真（塀は高さ/延長根拠）
- 見積書（内訳）・工程表・契約書案・施工許可証
- （耐震）診断報告・評点・補強設計／施工要件確認書
- （石綿）事前調査記録・電子報告控・掲示様式・（該当）届出書
- 完了写真（前/中/後）・領収書・産廃マニフェスト
費用最適化とリスク回避
- 「一式」を排除：本体/付帯/仮設/運搬/処分/石綿/近隣対策を分離。比較可能性を確保。
- 塀は単価×延長で検算：撤去等6,500円/m、新設6,000円/mの上限式を反映。
- 耐震は期日逆算：年度内完了・委任払いの可否を工程/資金計画に織り込む。
- 石綿の工程化：事前調査→電子報告→（該当）届出→隔離/陰圧→処分。掲示・備置・保存を写真で証跡化。
- 資金繰り：交付時期と支払サイトを契約条項に明記しギャップを抑制。
相見積テンプレ・工程表は 無料相談 で配布しています。
近隣配慮・道路・アスベスト
- 着工前挨拶：工期・時間・連絡先・車両動線・粉じん/騒音対策を周知。
- 時間帯・動線：通勤/集配ピーク回避、誘導員・仮囲い・散水で安全と周辺影響の最小化。
- 計測とエビデンス：騒音・振動・粉じんの実測・定期報告。クレーム初動は原因特定→是正→再発防止。
- 建設リサイクル法：対象規模は立川市建築指導課に届出。最新の受理窓口とオンライン申請を確認。
よくある質問（立川市）
交付決定前に契約してしまったら？
原則対象外です。ブロック塀・耐震（診断/改修/建替え/除却）は交付決定→契約→着工の順序厳守。
ブロック塀の助成額はどのくらい？
撤去等は6,500円/m（上限30万円）、新設は6,000円/m（上限18万円）。木塀は加算の可能性あり。
耐震の金額感は？
診断1/2・上限10万円／改修1/2・上限100万円（設計監理は別途1/2・上限10万円）／建替え1/2・上限100万円／除却1/2・上限50万円。
アスベスト手続の要点は？
事前調査→電子報告（該当）→吹付等は法令に基づく届出。延べ2,000㎡以上は都多摩環境事務所が所管。
一次情報リンク一覧
- ブロック塀等撤去工事等助成…制度ページ ／ 案内ちらしPDF
- 木造住宅の耐震化助成（診断・改修・建替え・除却）…制度ページ ／ 交付要綱PDF
- アスベスト（事前調査結果の電子報告・届出先）…届出・報告 ／ 飛散防止対策
- 建設リサイクル法：届出（通知）受理窓口一覧…東京都 ／ 多摩建築指導事務所
助成率・上限・受付状況は改定・予算状況で変動します。申請直前に最新の要綱・様式を必ずご確認ください。
