解体にかかる費用の相場

一般的に、解体工事の費用相場は坪単価3万円程度です。安ければ2万円台で請け負ってくれる業者もいます。
とは言え、2～3万円というのはあくまで一般的な相場であり、解体場所や業者の特性などの条件で価格は変動します。
だいたいの相場を知っておくことで、解体業者を選ぶときに悪徳業者をあらかじめ避けられるでしょう。
以下では、廃棄物が及ぼす価格への影響と解体費用を安くする方法をそれぞれ解説します。

廃棄物の処分によって発生する費用

解体費用には、廃棄物の処分代が大きく影響しています。
一見安い費用を謳っていても「廃棄物の処理費用が別途かかります」などと書かれていた場合、最終的な費用が大きく膨らむことも考えられます。
中には、廃棄物を不法投棄で済ませてしまう悪徳業者もいるので注意が必要です。廃棄物が不法投棄された場合、依頼主にも責任が問われるため必ず廃棄物処理については事前に確認しましょう。
解体で発生する廃棄物や処理の許可などについては、「廃棄物の処理記事」で詳しく解説しています。

解体費用を安くする方法

解体費用を安くする方法は、主に3つあります。

• 家財道具は工事前にすべて処分しておく
• 雑草を除草しておく
• 庭木を伐採しておく

解体費用を安くするために自分でできることとして、あらかじめ覚えておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。

家財道具は工事前にすべて処分しておく

解体する建物内に家財道具が残っている場合、解体業者が入る前に自分で処分しておくと解体費用を抑えられます。
解体業者に家財道具の処分まで任せると、その分費用がかさんでしまいます。出来る限り自分で処分しておくことで、全体の費用を抑えられるためおすすめの方法です。
ただし、粗大ごみの場合は予約して引き取ってもらわなければならないのでスケジュールには余裕を持たせましょう。

雑草を除草しておく

建物の敷地内に生えている雑草を、自分で取り除いておくことでも解体費用を抑えられます。
実は解体業者は解体時や整地時に除草をするため、草が生い茂ったまま依頼するとその分の費用がかさみます。
解体工事前に自分で除草しておくことで、解体業者に支払う費用を抑えることが可能です。

庭木を伐採しておく

庭木を伐採しておくことでも、解体業者に支払う費用を抑えられます。
雑草と同様に、整地の際など敷地内の木も伐採することがあります。工事前に自分で木を伐採しておけば、その分の費用を浮かせることができるでしょう。

まとめ

一般的な解体工事にかかる費用は坪単価2～3万円程度です。廃棄物の量、雑草や庭木の有無などの条件次第で費用が前後することを覚えておきましょう。
また、解体工事の前に家財道具の処分や除草、木の伐採を自分で済ませておくと解体業者に支払う費用を抑えられます。
相場を参考に業者を選びつつ自分でできることを済ませておいて、最適な費用で解体工事を依頼しましょう。